四国西部 興津メランジュに地震の化石が!

update 2005.2/12

 

大発見!世界初の露頭

  世界初!沈み込み帯震源断層の化石が発見された興津メランジュです。露頭も見事ですし、カツオもおいしいし、すばらしい。いちおしの巡検コースです。がんばれば東京からの日帰りすら不可能じゃありません(*注)。

 

アクセス

  高知龍馬空港でレンタカーを借りたら南国インターから高速に乗ります。中村インター方面へ須崎まで一気に移動します。これで県内の全渋滞箇所をクリアできます。須崎インターから国道56号線を南下すること10分で、カツオがうまい港町「久礼」です。ここで県道25号線、上ノ加江方面へ左折します。細い県道を不安に思うことなくどんどん進みます。上ノ加江、矢井賀を通って20分ほどで志和に。そしてそのまま小鶴津方面へと峠を登ります。行き過ぎる心配はありません。道は興津メランジュで行き止まりですから。

  小鶴津への道路はたいへんな断崖絶壁です。この崖を降りると目的の断層露頭です。アクセスルートは2通りあります。下の図を参考にしましょう。もっと詳しい説明はコチラのページへ。

露頭にたどり着くには2つのルートがあります。潮が良ければルート2がお奨めです。この絵は単純化してます。もっと木が生い茂ってるし断崖はきついです。
 
露頭へはこんな感じの岩場です。気をつけて下さい。
 

見所

  断層は、崖側が砂岩優勢の野々川層。海側が玄武岩がバカスカ入っている興津メランジュです。断層はその境界にあって、北東走向北傾斜の厚さ5−6mの赤茶けたゾーンが断層の中心部です。この断層のポイントはなんたってシュードタキライトを含むって点でしょう! ところでシュードタキライトっていうのは断層の摩擦発熱で岩石が融解したというもので、断層が高速で動いたことを示してます。それってことは、地震を起こしたっていうことで、故にシュードタキライトが地震の化石っていうわけです。シュードタキライト自体は国内でもぽつぽつ見つかっているんですが、沈み込み帯ではこいつが世界初ってなわけです。

ルート1から行くとこんな風景が見えます。あの左上から右下へと斜めに入っているのが断層です。右手が野々川層で、左下の下盤が興津メランジュになります。
露頭は赤茶けてます。中央の緑、赤茶っぽいのが玄武岩ブロックで、変形帯は上盤側へ約15mほどあります。この写真にはスケールとしてハンマーが写ってます。それはどこでしょう? 答え、中央ちょい右。玄武岩の上。わっかんねーだろーなあ。
 
 

 この赤茶けているゾーン、だいたい幅5−6mが断層帯の中心で、そこから上に約30mほど断層による変形帯が続きます。断層帯はこの中心部分を挟んで対称になってなくて、上盤だけが変形してします。断層に伴う変形は断層から離れ、崖を登るにつれて徐々に少なくなっていきます。

 

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